2018/09/09 素材にこだわる解放戦線①(フルメタオフ)記録

第一章 言うは易し

「言っちゃったなぁ(笑)」

帰路にあり、彼は誰にともなく呟いた。小さなその声は宵闇に溶け消え、捉えたものは居なかった。

 

高層ビルが立ち並ぶ新宿、某日。

フルメタファンで集まり、ちょうどナミの末路についてひとしきり語り合った折。薄暗がりの居酒屋で右隣に居たのは、絵師のましこ氏だった。なぜか彼のジャケットの手触りが気に入ったとみえて、ひとしきりぺたぺたと触っていた氏に、確かに言ったのだ。言ってしまった。その場の勢いと言われれば否定する要素は皆無である。

「せっかくなら大規模なオフやりたいですよね」

……その言葉が泡沫と消えるはずもなく、むしろ固形化して広まるのに、さしたる時間は必要なかった。

 

第二章 始動

虫のさざめきも鳴りを潜めたころ。

ましこ氏の自宅で夜な夜な女史の手料理に舌鼓を打ちながら、実行委員会は話を進めていた。料理が旨い。開催場所の押さえ、参加の人数算定、収支の予実について、景品、カレーの試作品……案外調整しなければならない案件は多かった。料理が旨い。アマチュアだからといって手を抜く気は微塵もなく、むしろアマチュアだからこそDIY精神で詰め込むだけ詰め込もうという腹である。料理が旨い。

一人では確実に不可能と思える仕事だが、しかしそこは、唯一彼が誇る「周囲に優秀な人材が集まる特性」が発動した。動員面、料理面をましこ氏。経理、小道具をあすか氏が担当することとなり、会は形を整える方向に舵を切っていた。名目上主催となっているが、実質彼は料理をつまんでいるだけであった。

 

第三章 予算残りそうだしアレいくか

イベント一週間ほど前、予算がある程度固まり、コスプレイヤーさんの部屋について会場との交渉を進めたタイミングで、予算にやや余剰を発見した。そこで、ましこ氏が言ったのだ。

コッペパン」と。

せっかくなら、どこまでも原作に忠実に生きて行きたいということで、この案が出たのだ。そしてさらになんと、盟友はちゆう氏が、コッペパンを買ってきてくださるという情報が入ったのだ!

後々このオフ会の名称を下さったイケメン女史が、人数分のコッペパンを……。その神々しい活躍たるや、紅海を割ったモーゼに等しい。はちゆう氏は衆目の目を掻い潜り、見事25個のコッペパンを運搬したのである。称賛と若干のネタを込め、我々は彼女を「コッペパン隊長」と称することに決めた……。

 

なんてめんどくさい話の始まりなのだ!!!

なんか小説っぽく書いたら楽しいんじゃないかなと思って書いてみましたが、収集つかないんでやめます。

というわけで、第一回「素材にこだわる解放戦線」オフレポです!

まず、スペシャルサンクス。

スタッフの皆様。ましこさん、あすかさん、はちゆうさんに、拍手!

そしてご参加くださったみなさん、会場のスタッフさんに、拍手!

 

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1:会場

ラゲージルームカフェ(浅草橋)様

さすがに火を使って25人でとなると少し暑かった。ただ、ドリンクバー付属は良かったし、駅からもほど近いので非常に好評。スタッフは外国人だが日本語が通じるので問題ない。コスプレする着替え部屋なども提供していただいた。シャワーがあるのが良い(着ぐるみがあるため)。

また、二次会が終わるまで荷物を預かってくれるなど、好印象。

次回もここで良いかなと思っております。

 

2:人数

結果21名様のご参加をいただきました。コスプレされたのは5名様。

会場をここに固定した場合、最大で25名様までです。人数を増やす場合は別途考えますが、しばらくはこの規模で行こうかと。

 

3:実施内容(敬称略)

・ビンゴ(景品7等まであり)……担当:エビテン

・トレーディング名札……イラスト:ましこ  制作:あすか

・千鳥のカレーとオムライス……担当:ましこ アシスト:はちゆう、ゴスケ

めっちゃ盛り上がりましたが、次回はミニゲームをやりたいなと思ってます。

 

4:二次会

浅草橋の海老番長で実施。

原価:飲み放題つき3300円(税込)→ 一次会の経費充当し2500円/人。15名様の参加。

主催がエビテンで会場は海老番長とはこれいかに。料理は旨かったが座席が横長だったので、次回調整を。

 

5:今後の展望

ミニゲームをやろう。盛り上がるのと仲良くなるのと。

・カレー美味しかったけど作るの大変そうだからスタッフ増強しよう。

・トレーディング名札「名前を書くのに抵抗が……」問題。

・片付けの時間もっと短くて良い。すごく早かったので。

・タイムテーブルをもうちょいしっかり作ればよかった。

・景品の到着を会場指定にしたら楽だったのでは。

・回避回収を一律のタイミングでやればよかった。ややもたついた瞬間あり。

実は近々、第2回の実施に向けて始動します。前回を常に超えていくスタイルなので、ぜひ次回もご期待ください。

 

6:最後に

フルメタは好きでも情熱が形を帯びるほどでなく。主題歌の音源などは集めているし原作も持っているけれど、二次創作はしない……このレベルの人間が、ご縁から主催させていただきました。はたから見てると「本当にこの人ファンなの?」と思われたかもしれません。もしかしたら、みんなでフルメタの面白いところ、好きなところを共有したかっただけかもしれません。ただ、いままでそういう場が少なかったのは確かです。小さい水滴がやがて大河になる的なノリが大好きな人間なので、その「場」を作ることができたのであれば幸甚です。

さて、最後に……楽しかった〜などのコメントお待ちしてます!生きる糧にします。改善点があったら併記ください。本当にご参加ありがとうございました!